倹約家といえば聞こえがいいが、ケチといわれると、なんだかあまり関わりたくないイメージ。群馬県に住む飲食業の男性Mさん(43才)は、奥さんがケチで困っているという。
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ケチというレベルじゃない。妻(39才)はお金が出ていく話になるとワケがわからなくなるんだ。
この間のオレの親戚の法事の時だって、「一緒に行く?」と誘えば「うん、行く」ってここまではふつう。けど、「御仏前に5000円包む」と言うと、みるみる目が尖ってきて「それ、おかしいわ」と言い張る。
面倒だから「じゃ、オレの小遣いから出す」と言うと「そおお?」って、法事の席では誰よりも飲んで食べてたっけ。
ママ仲間の飲み会に行けば「ひとり2030円の割り勘はおかしい。私はビール中生1、2杯と、から揚げと、サラダ少ししか食べてないのよ」と、幹事に文句をつけて、二度と誘われないし。
オレの姉や、ご近所、パート仲間とも1000円単位の小金のことでモメて、次々と絶縁。
そのくせ、大金はピンとこないらしく、オレが親からもらった株券は6年も行方知れず。「そのうち出てくるって」って、なんで笑っていられるんだ?
※女性セブン2015年5月28日号