画期的な大発明は、初めから正当な評価を得ていたとは限らない。今や世界中で使われ、米・TIME誌が選ぶ「2014年ベスト発明25」に入った「自撮り棒」も、日本のミノルタカメラ(現コニカミノルタ)が1983年に発売した時には「日本の珍発明」と嘲笑されたというからわからないものだ。
そんな常識を打ち破る新発想から生まれた日本のアイデア商品のひとつが、「フェイススリマー」(4104円、販売:グリム)だ。
使い方は簡単、1日3分、シリコン製のマウスピースをくわえて、「あいうえお」と口を動かすだけ。適度な負荷が表情筋を刺激し、ほうれい線をなくして張りのある小顔に変身させる。初めは筋肉痛になるが、風呂の中で気軽にエクササイズができる。
エクササイズ中の見た目は非常にユニークだが、はたして大ヒット商品となるか?
撮影■渡辺利博
※週刊ポスト2015年5月29日号