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子供が結婚できない家は「南東が乱れている」と風水研究家

 子供の縁談がまとまらない家には共通点があると語るのは、ユミリーこと風水建築デザイナーの直居由美里さん。今回は、運の良さと風水に関して聞きました。

 * * *
 人生は運によって左右される部分が大きいのですが、運の良し悪しは人間関係によってもたらされます。人里離れた山奥で自給自足の暮らしを送っているのではない限り、現代社会では人の手を介さないことには生活が成り立たないからです。「縁起」という言葉の通り、すべては「縁」から起こるのです。

 風水では八方位と中央すべてに意味があり、中でも南東が重視されるのは「縁」を司り、結婚や商売を左右するからです。南東が整った家には良縁が持ち込まれ、信用を得てビジネスも発展します。

 昔は子供が成人すれば、自然な形で縁談が持ち込まれてまとまったものですが、最近は「婚活」という言葉に示されるように、意識して活動しなければ結婚できないというケースが増えています。学校の試験なら、がんばって勉強すれば結果が得られますが、結婚は努力がストレートに良縁につながるものではないのが、むずかしいところです。

 しかも、独身の人に向かって「結婚したら?」と声をかけるのは、セクハラとされる世の中です。独身の子供に結婚を急かしてはいけないと口をつぐんでいる親御さんもたくさんいます。

 だからといって、何もせず手をこまねいているわけにはいきません。成人した子供がいつまでも結婚しなかったり、せっかく縁談がまとまりそうになっても別れてしまうという家は、南東が乱れていることが多いのです。具体的には、南東に欠けがあったり、トイレがある間取りです。

 欠けがある場合は、家具などを配置して、欠けを目立たなくすることで凶相の影響が少なくなります。そして南東のトイレは、一昔前なら大凶ですが、現代の水洗トイレなら、こまめな掃除や換気を心がければ凶意を軽減できます。

 南東の玄関は大吉。十二支では辰と巳の方位が南東に当たるため、「辰巳玄関」と呼ばれ、交際が活発になり縁談や交渉がスムーズにまとまります。ただし、掃除を怠り、たたきには土埃が溜まり、乱雑に靴を脱ぎ捨てているようでは、せっかくの辰巳玄関も凶に転じ、悪縁を引き寄せます。

 南東は通信やコミュニケーションも司りますから、最近ならネットの不用意な書き込みでトラブルを招く結果にもなりかねません。人の出入りが激しくなり、交際費ばかりかさむのも南東のマイナス作用です。

※女性セブン2015年6月4日号

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