ライフ

汗防止で水分を摂らないのは逆効果? 体臭が強くなることも

 5月だというのに、すでに25℃以上の夏日が続く、今年の夏。どうしても汗が気になってしまう女性も多いだろう。

 そんななか、汗を拭くのに手放せないのはハンカチだ。都内在住の主婦A子さん(36才)は「吸収力も抜群なタオル生地のフェイスタオルを持ち歩き、汗が出たらすぐ拭くようにしている」という。しかし、多汗症などを専門に診察する五味クリニック院長の五味常明さんは「それは間違い」だと指摘する。

「頻繁に汗を拭きとってはいけません。汗には体温を下げる働きがありますが、それは汗が蒸発することで働く。ですので皮膚を乾燥させてしまうと汗で体温を下げられないため、体は余計に汗を出そうとするので止まらなくなるのです。皮膚はある程度湿らせておきましょう。いちばんいいのは、濡れたタオルで皮膚の上にしっとりと水分が残るくらいに拭くこと。ウエットティッシュを使うのもオススメです」(五味さん)

 また、汗をかかないよう喉が渇いてもついつい水分をがまんしがちだが、水分をとらないのは逆効果だ。

「体温を下げる必要があるときは、水分を控えても人の体は必要なだけ汗をかきます。逆に、下げる必要がなければいくら飲んでも汗でなく尿として排出されるのです。飲むのをがまんして脱水症状が続くと、熱中症の危険があるだけでなく、体臭が強くなることがあります。脱水による便秘状態が続くと、腸内で細菌がたんぱく質を分解してできるにおい物質を便として排出しにくくなります。そうするとにおい物質の一部が呼気や汗腺から分泌されるのです」(五味さん)

※女性セブン2015年6月4日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
日本テレビの杉野真実アナウンサー(本人のインスタグラムより)
【凄いリップサービス】森喜朗元総理が日テレ人気女子アナの結婚披露宴で大放言「ずいぶん政治家も紹介した」
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
伊勢ヶ濱部屋に転籍した元白鵬の宮城野親方
元・白鵬の宮城野部屋を伊勢ヶ濱部屋が“吸収”で何が起きる? 二子山部屋の元おかみ・藤田紀子さんが語る「ちゃんこ」「力士が寝る場所」の意外な変化
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン