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人をダメにするソファ 誕生から再ブームまでの経緯を紹介

無印良品の「人ダメにするソファ」

 2003年の発売開始以降、累計販売数100万個を突破し、「無印良品」(良品計画)の定番商品となった「体にフィットするソファ」。同商品の誕生は、良品計画が消費者の声を聞きながら商品を開発する企画「ものづくりコミュニティー」から生まれた。

「すわる生活」をテーマに1人がけソファ5種類を消費者に提案、細かい意見を取り入れながら改良を進め、投票によって商品化が実現した。

 機能は微粒子ビーズを中身に使用し、カバーは伸縮性の違う布を交互に縫い合わせることで、体の動きにあわせてクッションの形状が変わる。

 カバーの色は7種類あり、現在、限定販売でデニム仕様のものが発売されている。

 一時は廃番が検討されるも、2013年、一般人ブロガーが「人をダメにするソファ」として、ダメになる過程をイラスト化してネットで紹介。それが話題となり再ブレイクした。

 2013年に9万個、2014年に13万8000個を売り上げ、海外でも販売数を伸ばしている。

※SAPIO2015年7月号

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