芸能

パンアナ史上最も影の薄い三上真奈アナ 薄味を武器に頑張れ!

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、「パンアナ」史上もっとも薄味の三上真奈アナにエールを送る。

 * * *
「パンが多すぎ」「パンアナに選ばれなくて良かった」「視聴率1%台」…。ネットニュースで目にした『ユミパン』(フジテレビ系)の現状が気になった。

 15年前、千野志麻アナの『チノパン』からスタートした、フジテレビ新人女性アナウンサーが担当する「〇〇パン」シリーズ。現在担当する永島優美アナの『ユミパン』は、彼女がゲストの振りに応えられず愛想笑いしかしないことが「期待外れ」とされ、視聴率も1%台と低迷しているというのだ。ということで「〇〇パン」シリーズも遂に打ち切られるのではないかと記事にはある。

 そもそも、「チノパン」は、チノクロスのパンツと千野アナをかけたタイトル。生野陽子アナの「ショーパン」もショートパンツの略だし、山崎夕貴アナのヤマサキパンは、山崎パンとかけたものという裏テーマがあった。

 一方、「アヤパン」の高島彩アナや、「カトパン」の加藤綾子アナのように、別にパンアナにならずとも新人時代から喋りの才能が図抜けていた女子アナもいたのである。

 問題は、残りの「ミオパン」(松村未央アナ)や「ミタパン」(三田友梨佳アナ)「ミカパン」(三上真奈アナ)、そして「ユミパン」(永島優美アナ)なのかもしれない。

 だが、別に『〇〇パン』で成功せずとも、松村アナは陣内智則との恋愛で話題を振りまき知名度を上げた。また、ああ見えて実は体育会系の三田アナは、ソチ五輪中継で頭角を現し、現在『直撃LIVE グッディ!』にもなかなかハマッているのだ。永島アナだって、関西では学生時代から“有名人”だったし、在京局でももっとも知名度の高い新人女子アナの一人だ。

 じゃあ三上アナは???

 実はパンアナの中で私がいちばん心配なのが三上真奈アナなのである。恐らく、女子アナ通の方たちにとっても、「三上? ミカパン? 誰?」という反応ではないだろうか。

 私は今年の3月まで『超潜入!リアルスコープハイパー』で彼女と仕事をしていた。同番組は前任のカトパン=加藤綾子アナがコスプレをしてMC席に立っていることに間違いなく“数字”(=視聴率)があった。

 だが、「加藤に仕事が集中しすぎている」「加藤の体調を考えて」ということと、「新人を育てていかなければいけない」などの理由から、三上アナにバトンタッチしたのである。

 それにしてもカトパンが抜けるのはものすごく痛かった。スラッとした加藤アナが戦隊モノの“モモレンジャー”のようなコスチュームでMC席に立っているだけでチャンネルは留まったハズだし、「リアルスコ~~~~プ」とタメながらタイトルコールすると、上地雄輔くんや関根麻里ちゃんら出演者は大喜びで「GO!!!」と続いた。

 それだけではない。たとえばJALのCA研修センターに“潜入”し、本物のCA以上のルックスで軽やかに立ち回ったカトパン。もちろん、機内アナウンスは完璧だったし、機内で乗客に名刺をせがまれたときの対処の仕方では、指導を担当してくれたベテランCAから拍手喝采されたものである。

 番組内で座持ちがするだけでなく、出演者主催の飲み会や打ち上げなどにも積極的に参加する付き合いの良さもあったカトパン。私がもっとも驚いたのは、彼女が番組を卒業してからずいぶん経ってから行われた遊助=上地雄輔くんのライブに、わざわざ遊助のイメージカラーでファンの多くが着てくることでも知られる黄色い服を着てやってきたことである。

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
焼損遺体遺棄を受けて、栃木県警の捜査一課が捜査を進めている
「両手には結束バンド、顔には粘着テープが……」「電波も届かない山奥」栃木県・全身焼損死体遺棄 第一発見者は「マネキンのようなものが燃えている」
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン