牛乳、豆乳に続く第3のミルクとして、今注目されているのが、ライスミルクとアーモンドミルクだ。どちらも植物性なので乳製品が苦手な人でも飲めて、ノンコレステロールでヘルシーだとして、欧米ではベジタリアンを中心に、以前から注目されている。
「ライスミルクは米と同じ栄養価なので、即効性のあるエネルギー源としておすすめです。朝食を抜きがちな人は、ライスミルクを飲むだけでも、エネルギーをチャージできて代謝アップに役立ちます。また、冷めたいまま飲むと食物繊維に似た働きをするレジスタントスターチという成分が、腸の働きを整えるといわれています」
とは、食のクリエイターとして活躍する大久保朱夏さん。
一方のアーモンドミルクの魅力は、アンチエイジング効果。フードコーディネーターの井上和子さんは言う。
「高い抗酸化作用を持つビタミンEが豊富なので、老化防止や動脈硬化予防などの効果があります。またカルシウムも豊富なので骨粗鬆症予防にもおすすめです」
海外では牛乳の代替ミルクとして一般的に認知されている第3のミルクは、料理や菓子作りにも幅広く利用できる。日本ではまだなじみが薄いが、その楽しみ方を前出・大久保さんは、こう提案する。
「第3のミルクといっても、栄養分や効果はそれぞれなので目的に合わせて使い分けるとよいでしょう」
商品によって味にも違いがあるので、飲み比べて好みの味を見つけてみて。
※女性セブン2015年7月2日号