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若いカップルが公園の芝生で堂々イチャつくのは経済合理性ゆえ

芝生でデートが若者の新定番に?

 夏が近づき日中は日傘をさす人も増え、汗をかくほど日差しが強い日々が続くが、公園に行くと芝生にレジャーシートを敷き、日光浴を楽しむ人の姿も目につく。「草食系」などと評されてきた昨今の若者の中でも、恋人同士でピクニックをして公然とイチャついているケースも少なくない。実際に東京・代々木公園でレジャーシートを敷いてデートしているカップルを直撃した。

 まずは、腕枕をして添い寝をしていたAさん(男性26歳・IT系勤務)とBさん(女性24歳・会社員)カップル。

「暖かくなってきたので公園でも行こうか、という流れになりドン・キホーテでレジャーシートを購入して来ました。ついでにデパートの地下でお惣菜を買って、お酒は公園の売店で調達しました」(Aさん)

 公園デートの魅力について、彼女のBさんはこう語る。

「やっぱり経済的なところですかね。午前中から行きたいところってあまりないし、ここならゴロゴロしているだけでお金がかからないので」(Bさん)

 続いては大学生カップルのCさん(男性・22歳)とDさん(女性・22歳)。

「僕たちホテルとかに何時間か休憩で入っても、何もしないことってあるんですよ。ただ2人で一緒に添い寝をしたいな、という程度の時は、明るい公園でレジャーシートを敷いて寝れば、無料でイチャイチャできる。漫画喫茶とかカラオケは暗いし、辛気臭いですしね」(Cさん)

 こうした彼氏の見解に対して彼女のDさんはどう感じているのか。

「私たちは2人とも東京出身で、実家暮らしなので、2人でどこかで休もうと思うとお金がかかるんです。だから公園で一緒に添い寝するのは私も賛成ですね。イチャついていることについては、子どもや家族連れが近くにいるときはしないようにしています。でも、それ以外は他のカップルもみんなやっているので気になりません」(Dさん)

 おしゃれなカフェやレストランでデートするよりも、安価で愛情を深められる芝生レジャーデート。人気の背景には、実家暮らしや節約志向の若者たちならではの理由があるようだが、人前でのイチャつきはほどほどにしてほしいものだ。

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