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「ソーシャル疲れ」の男女 カップル専用アプリに活路見出す

「ソーシャル疲れ」や「SNS疲れ」という言葉が登場するほど、今ソーシャルメディアでのコミュニケーションに食傷気味の人が増えている。楽しそうな写真をアップして「リア充」を演じたり、「いいね!」の数を気にしながら投稿をしたりと、オンライン上でのやり取りにとらわれ過ぎているしまうこともあるだろう。

「ソーシャル疲れ」から解放されるべく、「ソーシャル断食」や「SNS断食」を推奨する流れもあるが、一方でよりクローズドなオンライン・コミュニケーションが、こうした疲れを癒してくれるという声もある。現在、クローズドなカップル専用アプリを活用している、大学生カップルのAさん(男性・22歳)とBさん(女性・22歳)に話を聞いた。まずは、彼氏のAさんが語る。

「自分たちが付き合うまでは『カップルアプリ』を使うなんて思ってもみませんでした。でも、試しに使ってみようかということで『Between』、『Pairy』、『Couples』という3つのアプリをダウンロードして使い勝手の良かったものに絞って利用しています。いざ使ってみると、2人だけの世界でオンラインのコミュニケーションを楽しめるので、他人の目を気にしなくて良いのが魅力だとわかりました」(Aさん)

 また彼女のBさんも、こう話す。

「FacebookやLINEのタイムラインだと、『この投稿はあの人に見られたくないから、表示の設定を変えないと』とか、『この写真をアップするとあの子に見られてしまうから載せられない』とか、そういったことを気にすると疲れてしまうんです。カップルアプリを使っていて楽しいのは、彼氏とのふざけたやりとりや、バカップルっぽい内容も全部気にせず共有できるので、疲弊しないところです」(Bさん)

 実名でコミュニケーションをするソーシャルメディアが増加しているなか、本当に親しい一部の人たちと気兼ねなくコミュニケーションできるという点が、カップルアプリの魅力のひとつとなっているようだ。

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