この夏、凍らせる必要のない食べ物を、あえて凍らせて食べるのがインターネットで話題になっている。はたして「凍らせフード」の頂点に輝くのはどの食べ物なのか!?
今回、採点に協力してくれたのは、次の3名だ。
柳生九兵衛さん(以下「柳」)…B級グルメ探求家。安くてうまいものを探して究めるプロの食いしん坊。
澤田美奈さん(以下「澤」)…フードコーディネーター。個人的な趣味で、凍らせフードを楽しむ。
本誌記者・K(以下「K」)…凍らせた果物が大好物な食いしん坊アラフォー。プチトマトを凍らせたのが好き。
まずは生卵。作り方は生卵を割らずにジップつきの保存袋に入れ、1晩凍らせて30分解凍する。
3人に5点満点で「味」と「見た目」を評価してもらった。
柳生さんは味が2点、見た目は3点、澤田さんは味が3点、見た目は3点、Kは味が2点、見た目は3点と評価。
総得点は15点となった。
「黄身の味が濃厚に。しょうゆをたらして、温かいご飯にかけて食べたい」(柳)
「卵の黄身はたんぱく質だから、凍らせるとねっとりした舌触りに変身します」(澤)
「白身部分は凍らせると水っぽくなっていまいち。黄身部分は濃厚で、しょうゆとみそを混ぜて食べたい」(K)
続いては、手羽先唐揚げだ。作り方はアルミホイルに包み、1晩凍らせてから40分解凍。
柳生さんは味が4点、見た目は3点、澤田さんは味が4点、見た目は3点、Kは味が4点、見た目は1点と評価した。
「単に冷めたものと異なり、肉が引き締まってうまい。スパイシーな味つけの方がよりスパイスの風味が際立っていいかも」(柳)
「骨まわりが凍って、シャリシャリしていておいしい。解凍は30分ぐらいでいいでしょう」(澤)
そして、最後はクリームパン。作り方は一晩凍らせて、30分解凍するというもの。 柳生さんは味が5点、見た目は3点、澤田さんは味が5点、見た目は4点、Kは味が5点、見た目は2点と評価。
総得点は24点と最高数値をたたき出した。
「中のカスタードがもちもちの食感になって、常温で食べるよりはるかに高級感が出るし、うまい!」(柳)
「凍らせるとバター風味が強くなって、リッチな感じになる。カスタードなどの卵黄系スイーツは、凍らせたほうがねっとりして絶品ですね」(澤)
※女性セブン2015年7月23日号