都内で英語講師を務めるブライアン・マクダクストン氏(37)。2008年に日本のラーメンの美味しさに取りつかれて以来、週に5~10店を訪れ、これまで制覇した店は1000以上にのぼるという。マクダクストン氏が英語で発信するブログ「ラーメンアドベンチャーズ」では700店以上を紹介し、読者は海外と在日の米国人が大半だが、「白湯」「無化調」「背脂」といった専門用語も使い、日本人のラーメン通からも評価が高い。
そんなマクダクストン氏もうなった一杯が、「カラシビ味噌らー麺 鬼金棒(きかんぼう)神田本店」(東京・神田)の「カラシビ味噌らー麺」だ。マクダクストン氏がその魅力を語る。
「入口で日本の鬼の面が出迎えてくれる。食券を買う時は、2つのクレイジースパイス『カラ』(唐辛子の辛さ)と『シビ』(店特製の山椒ミックス)のレベルを選ぶ。
アメイジング! 最初は山椒のしびれが舌を襲うが、数分後には唐辛子の辛さがやってくる。危険な(でも美味しい)逸品だ。味噌とスパイスのファンなら絶対いくべきお店」
撮影■小松潤
※週刊ポスト2015年9月11日号