度が過ぎると困ってしまうのが潔癖症。特に周囲の人に迷惑をかけてしまうことも少なくない。神奈川県に住む輸送業の男性Hさん(48才)は、奥さまが過度な潔癖症で大変な生活を強いられているという。
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「誰が触ったかわからない」というのが妻(40才)の口癖。電車に乗っても絶対につり革につかまらないくせに、ヒールをはくから、何度か転んで足首を捻挫している。公衆トイレは「ムリ」で、使わないからと、漏らす寸前まで我慢してとうとう膀胱炎。
超潔癖性の妻が、ここ数年、「不潔の極み」と憎しみの目で見ているのが中年の男。オレに対する扱いのひどさといったら、泣けるよ。
帰ってくるなり「ちょっと待って」と、まず玄関でパンツ一丁にされて、大量のおしぼりを次から次。全身を拭かされ、そのまま風呂に入らされる。風呂からあがると、湯船の点検をされて、オレの抜け毛を見て、「汚な~い! 自分の毛は自分で始末してって何回言ったらわかるの?」って娘といっしょに言い立てる。
それ以上に困るのはトイレ。立って用を足すのを絶対に許さない妻は、オレがトイレに入るとついてきて、「ちゃんと座ってしてる?」と、ドアに耳を押し当てたり、ひどいときは開けてチェックしようとするんだよ。
オレ、妻とは逆で家のトイレをなるべく我慢して、公園で用を足すようにしてるんだ。
※女性セブン2015年9月25日号