昨年度に東京を訪れた外国人旅行者は約887万人、日本人旅行者は約5億600万人と、ともに過去最高を記録(産業労働局調べ)。円安や政府の訪日外国人誘致政策の効果といわれているが、東京ってそもそも、日本人にとっても大満足の、世界的観光スポットなのでは? NPO法人 東京シティガイドクラブの岡部俊夫副理事長に、東京観光の魅力を聞いた。
「東京は江戸開府以来の長い歴史があります。その後、関東大震災や東京大空襲を経験して、焼け野原になっては復興し、近代的に進化してきました。いまだ常に街が新しく代謝して飽きさせず、新旧の魅力が融合しています」(岡部さん。以下「」内同)
渋谷や日本橋などの再開発が加速するなか、東京都内最古の寺である浅草・浅草寺には、毎日たくさんの参拝客が訪れる。
「人が集まると多様なニーズが生まれます。世界中の、そして日本各地の郷土料理店ができ、ブランドが展開され、東京にいながら、さまざまな土地の文化や食に触れられるのです」
※女性セブン2015年10月1日号