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ドクダミハニー 飲用した高齢者元気出過ぎて困ったとの逸話

 中高年男性にとって“下半身の元気”は極めて重要な健康問題だろう。その効果において注目すべきが、9月16日発売の健康雑誌『壮快』11月号で紹介される「ドクダミハニー」である。

「熊本にある祟城大学の薬草博士、村上光太郎名誉教授に教えていただいたドリンクです。老人病院に寄贈したところ、高齢者の下半身に元気が出すぎていろいろと問題が起き、院長に『持ってこないでくれ』と言われたなんていう逸話もあるほどです」(同誌の小川潤二編集長)

 まさに奇跡的な“回復力”だ。ここは村上教授に直接うかがうしかない。

「ドクダミハニーの存在を知ったのは今から40年ほど前のことです。千葉のとある農家に古くから伝わっていた家伝薬で、江戸時代には薬として売られていた。しかし明治以降の法律で、薬として販売できなくなった。それで私の存在を伝え聞いたその農家の人が、家伝薬を持って私を訪ねてきたのです」

 作り方は、ドクダミの葉や茎を刻んで搾り、青汁を作る。付着した酵母菌が落ちてしまうので、洗わずに搾ること。その搾り汁にハチミツを加え、1か月間、毎日かき混ぜる。ハチミツは搾り汁に溶けにくく沈殿してしまうため、かき混ぜないと上部の糖度が不足し、酵母菌が増殖できずに腐ってしまうからだという。搾り汁とハチミツの割合は5対1が目安だ。

「1か月をすぎたら後は放っておいて2~3か月で完成。ちょうどリンゴの搾り汁のような色で、味もリンゴ酒に似ています」(村上名誉教授)

 伝え聞いた“逸話”が本当なのか確認すると、氏は「ハッハッハッ」と笑って、さらなる仰天エピソードを語ってくれた。

「80代の寝たきりの男性にドクダミハニーをすすめたところ、起きて歩けるようになり、『自分のムスコも20年来寝たきりだったが、飲み始めたらムスコも起き出した』といっていた(笑い)。80代後半の男性が飲み始めて、妻と30年ぶりにできたという話もありますよ。

 私も話半分で聞いていましたが(笑い)。生のドクダミには排膿作用があり、乾燥させると血行を改善し炎症を抑える十薬(漢方薬)になる。さらにドクダミハニーになると、強壮作用が加わるのです」

 生のドクダミは花屋ではほとんど取り扱っていないが、自生力が強いので山奥でなくても住宅周辺や道端にも生えている。

※週刊ポスト2015年9月25日・10月2日号

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