芸能

吹石一恵 福山との出会いが女優の原点、長い「片思い」だった

最初の出会いは福山が31才、吹石が18才の時

 独身男性芸能人「最後の大物」と呼ばれた福山雅治(46才)が9月28日、女優・吹石一恵(33才)との結婚を発表。日本中に衝撃が走った。

 2人が出会ったのは、福山が31才、吹石が18才の時。雑誌『an・an』(2001年3月30日号)で、福山が吹石の高校卒業記念の写真を撮影するという企画だった。その時、吹石の印象を福山はこう語っている。

《狙った色気じゃない無防備さに、かなりグッときちゃいましたね。10代特有のアンバランスさっていうんでしょうか?》

 福山はミュージシャンとして、また俳優として不動の人気を確立していた。1999年に出演した『パーフェクトラブ!』(フジテレビ系)は2度目の月9ドラマの主演。2000年に発表したラブソング『桜坂』はダブルミリオンセラーとなり社会現象となっていた。

 以来、福山は「抱かれたい男」「結婚したい男」トップにランクインし続け、業界一のモテ男というのは誰もが認めるところだ。

 その頃、福山には真剣交際する恋人がいた。ドラマ『ひとつ屋根の下』(フジテレビ系・1993年)で出会った内田有紀(39才)だった。出会いから足かけ8年といわれる交際で結婚秒読みともいわれていた。

「でも結局は破局してしまいました。福山さん、とにかくつきあっていても鉄壁ガードなんです。ふたりの間柄を公にできなかったことで有紀ちゃんも寂しい思いをしていたんだと思います。長い春にさよならを告げて、有紀ちゃんは別の男性と結婚したんです」(芸能関係者)

 一方の吹石は福山と出会った当時、まだ大阪の私立高校に在学中だった。吹石の父は近鉄バファローズで活躍した元プロ野球選手の吹石徳一氏(現・日本新薬硬式野球部ヘッドコーチ)だ。実家近所の住民が言う。

「吹石さんの一家はスポーツ一家。一恵ちゃんと2人の弟さんは幼い頃から空手を習い、彼女は初段。バレエも習っていたそうです。一恵ちゃんも身長は170cmぐらいありますが、弟さんも190cmぐらいある。上の弟さんは野球をしていて地元・奈良の高校から甲子園にも出ているんです。

 一恵ちゃんはご両親に厳しく育てられ、高校卒業まで晩ご飯までに帰るのが門限だったと聞きました。ものすごいお父さん子なんですよ。まだ外も暗くなっていないのに、最寄りの駅まで両親やおばあさんが迎えにいっている姿をよく見かけました」

 吹石は1才でオムツのCMに出演し、中学生から俳優の養成所に通い、13才で映画デビューしている。

 今では映画『ゲゲゲの女房』(2010年、主演)、NHK大河ドラマ『平清盛』(2012年)、『永遠の0』(2013年)など、映画やドラマにひっぱりだこの人気女優だが、学業優先という親の教育方針もあり、大学卒業までは連ドラに出ることは許されなかったという。

 そんな吹石にとって、高校卒業直前の福山との出会いは女優業の原点ともいえるものだった。吹石は福山との出会いについて取材にこう答えている。

《「どうしたらお芝居が上手になるんですかね」と相談したら、「まずお芝居を好きになればいいんじゃないかな」って。頭からパシャンって水をかけられたようで、「そおっかあ」と。その一言で変わりましたね》(『週刊文春』2007年4月5日号)

 前出・芸能関係者が言う。

「出会い以降、吹石さんは“福山ファン”を公言していました。福山さんのライブに熱心に顔を出していましたね。でも、ふたりが仕事で共演することはありませんでした。お互い連絡先も知らず、一度も会うことはなかったそうです。それでも吹石さんは“また福山さんに会いたいなぁ…”と周囲に言い続けていたんです。つまり吹石さんの長い“片思い”でした」

 最高の第一印象といってもよかったふたりだが、その恋が走り出すまでに10年の月日が流れた。

※女性セブン2015年10月15日号

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