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「昭和が完全に終わった」坪内祐三の人気コラム集第2弾登場

【書籍紹介】『人声天語2 オンリー・イエスタデイ2009-2015』坪内祐三/文春新書/1015円

 大原麗子や高倉健が亡くなり、街から気の利いた店が消えたこの6年を、評論家の著者は昭和が完全に終わったとしている。この期間は、政権交代、東日本大震災、東京オリンピックの開催決定、『笑っていいとも!』の終了など、大きな出来事が相次いだ。

 著者は、原発の恩恵を受けた世代に反原発が主張できるのかと問い、東京オリンピックは地方との格差を広げるので反対と、独自の視点で芸能から時事問題までを論じている。移り変わりが激しい時代の流れを記録した貴重な1冊。

※女性セブン2015年11月19日号

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