芸能

土屋太鳳と山崎賢人が届け先のない手紙を「漂流郵便局」へ

「漂流郵便局」を訪れ中田局長に手紙を渡す山崎賢人と土屋太鳳

 女優・土屋太鳳(20才)と俳優・山崎賢人(21才)が12月7日、瀬戸内海に浮かぶ小さな島の「漂流郵便局」(香川県三豊市詫間町粟島)を訪問、特別配達員となって“届け先のない手紙”を届けた。
 
 これは12月12日より公開の映画『orange‐オレンジ』の宣伝キャンペーン「想いを届けるプロジェクト」として実施されたもの。
 
 映画『orange‐オレンジ』は累計400万部を誇るコミック『orange』(高野苺・著/双葉社)が原作。「高校2年の春。10年後の自分から、手紙が届いた。そこに書かれていたのは、大切な人の未来が無いということ」――という切ない青春純愛ストーリーだ。
 
 今回、映画のヒロインと相手役である土屋と山崎が訪ねた「漂流郵便局」とは、届け先がわからない手紙を預かる、不思議な郵便局だ。実は、現代美術家の久保田沙耶さん(27才)が旧・粟島郵便局の局舎を改装して2013年に企画制作した芸術作品である。

 亡き母へ、生まれてくる孫へ、昔、心かよわせたあの人へ…。届くことのない想いを綴った手紙が全国各地から毎日寄せられており、届いた手紙は局内の「漂流私書箱」に納められ、来局した人が自由に読むことができる仕組みになっている。

 その成り立ちと預けられた手紙を紹介した書籍『漂流郵便局』(久保田沙耶・著/小学館)が出版され、新聞、テレビ、ネットなどで話題を呼んでいる。

《いつかのどこかのだれか宛の手紙が いつかここにやってくるあなたに流れ着きますように。》(『漂流郵便局』P.21より)
 
 19年前に亡くなった息子に宛てた父親からの手紙は、100通を超えたという。この男性からの手紙を始めとした心をゆさぶる手紙を収録した先の書籍『漂流郵便局』は、大手書店チェーン・宮脇書店版ほんや大賞「みやぼん」にも選ばれている。
 
 この本を読み、“時空を超えて想いを託す”という作品コンセプトに共通点を感じた映画宣伝スタッフが土屋に伝えたところ彼女が熱望し、今回の訪問が実現した。

関連キーワード

関連記事

トピックス

STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
水原一平容疑者は現在どこにいるのだろうか(時事通信フォト)
大谷翔平に“口裏合わせ”懇願で水原一平容疑者への同情論は消滅 それでもくすぶるネットの「大谷批判」の根拠
NEWSポストセブン
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
大久保佳代子 都内一等地に1億5000万円近くのマンション購入、同居相手は誰か 本人は「50才になってからモテてる」と実感
女性セブン
宗田理先生
《『ぼくらの七日間戦争』宗田理さん95歳死去》10日前、最期のインタビューで語っていたこと「戦争反対」の信念
NEWSポストセブン
焼損遺体遺棄を受けて、栃木県警の捜査一課が捜査を進めている
「両手には結束バンド、顔には粘着テープが……」「電波も届かない山奥」栃木県・全身焼損死体遺棄 第一発見者は「マネキンのようなものが燃えている」
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
(写真/時事通信フォト)
大谷翔平はプライベートな通信記録まで捜査当局に調べられたか 水原一平容疑者の“あまりにも罪深い”裏切り行為
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン
眞子さんと小室氏の今後は(写真は3月、22時を回る頃の2人)
小室圭さん・眞子さん夫妻、新居は“1LDK・40平米”の慎ましさ かつて暮らした秋篠宮邸との激しいギャップ「周囲に相談して決めたとは思えない」の声
女性セブン
いなば食品の社長(時事通信フォト)
いなば食品の入社辞退者が明かした「お詫びの品」はツナ缶 会社は「ボロ家ハラスメント」報道に反論 “給料3万減った”は「事実誤認」 
NEWSポストセブン