「ぬめりや油汚れを放っておくと、ほこりや髪の毛が絡みます。そうなったら汚れを落とすのにも一苦労。でも、日頃からこまめに掃除をしていれば、汚れも簡単に落とせてストレスになりません」とは、家事代行サービス『CaSy』の片岡祐子さん(「」内、以下同)。
そこでおすすめなのが、日替わりで1か所ずつ5分程度の掃除を続ける“小掃除”。毎日するのは一見大変そうだが、落ちにくくなるまで汚れをためるより、時間も労力もかからない。
「“小掃除”には、3種の洗剤を用意しておくと便利。窓用、キッチン用など専用洗剤を使い分ける必要はありません」
例えば拭き掃除。水拭きは、雑菌を広げるのでNG。机や床など水拭きしていた部分は、アルコールスプレーをかけてから、から拭きすること。
「油汚れにはセスキ炭酸ソーダ、カビやぬめりは塩素系漂白剤を使うと覚えて」
お掃除三種の神器はこの3つ。
◆アルコールスプレー
別名エタノールスプレー。殺菌・消毒効果があり、キッチンや浴室、床、机、窓など広範囲で使える。湿気による嫌なにおいも抑えてくれる。
◆セスキ炭酸ソーダ
重曹と同じアルカリ剤だが、より水に溶けやすく油汚れに強い。水500mlに対して約5g溶かして使う。白残りもしづらい。100円ショップで購入可。
◆塩素系漂白剤
カビを落としたり、排水口のぬめりを取る時に使用。ほかの洗剤とまざると有毒ガスを発生することもあり注意。使用時は手袋やマスクを用意して。
小掃除のルールは、部屋ごと日替わりで1日5分集中掃除。拭く時は上から下、奥から手前に。頑固な汚れには力技で対抗せず“湿布掃除”を。
※女性セブン2016年1月1日号