強引でドSな“黒悪魔”黒崎晴人をSexy Zoneの中島健人(21才)が演じることで話題となっている映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』(2月27日より全国ロードショー)で中島と共演しているのがジャニーズJr.の岸優太(20才)だ。黒崎くんのクラスメイトで、なんでもポジティブに考えることのできるクラスのムードメーカー・梶祐介を演じている。
2013年ドラマ『仮面ティーチャー』(日本テレビ系)で俳優デビューを果たした岸。昨年放送された『お兄ちゃん、ガチャ』(同)では、ドラマ初主演を務めた。これまで映画2作品、ドラマ4作品に出演し、ジャニーズJr.として順調にスキルを積んできている岸だが、最初は何もかも手探り状態だったという。
「初めてオーディションを受けたのが『仮面ティーチャー』だったんです。もう最悪で、思い出すのも嫌なくらいダメダメだったんですよ。台本読んでも役柄が理解できなくて、気持ちを入れることさえできないんです。台本の中の漢字が読めなかったこともあって、本当に恥ずかしかったですね」(岸、以下「」内同)
そんなとき手助けをしてくれたのが、共演者の藤ヶ谷太輔(28才、Kis-My-Ft2)と菊池風磨(20才、Sexy Zone)だったという。
「出演が決まっても不安で仕方なかったんですけど、藤ヶ谷くんと風磨くんが一緒だったこともあり、いろんなことを教わりました。そこで映像のお仕事の楽しさを教えてもらったような気がします」
現場を重ねるたびに、俳優として演じることが楽しくなってきたという。今回の役柄は「テンションの高い役」と監督に言われ、とりあえず自分の中で考えた梶祐介像をぶつけた。
「早朝からそのシーンを撮ることが多かったんですけど、なかなか梶のテンションに追いつかなくて…。自分なりに気合を入れてやったんですが、演技になると力みすぎてしまうみたいで…。監督に“本読みだといいのにね”って言われちゃうこともあって。難しいですよね。でも、監督からの言葉はありがたく受け止めて、全部吸収していこうと思いました」