この2月24日から、月末の金曜日午後3時に退社を促す官民一体のキャンペーン「プレミアムフライデー」がスタートする。レジャーなどへの出費で景気喚起につなげるのが政府の思惑だが、これを狙ったお得なサービスも登場している。
家事代行サービスのベアーズでは、3月末まで、金曜日のキッチンやバスルームなどの清掃が10%オフになるキャンペーンを実施している。
「ハウスクリーニングのお問い合わせは、通常1日20~30件ですが、プレミアムフライデーキャンペーンを打ち出してからは約50件に増加しました。仕事のあとに利用しようという共働きのかたからのお問い合わせが多いですが、午前中の利用もできますので主婦のかたにもおすすめです」(ベアーズの広報担当者)
旅行会社でもすでに旅行代金が1万円オフになるクーポンを発行するなど、さまざまなキャンペーンを打ち出している。
「金曜夜出発で、2泊3日で2万円台の格安台北ツアーなどを提供する旅行会社も出てきています。今後は格安高速バスの旅など、さまざまな旅行プランが出てくるでしょう。
レジャー施設も“金曜夜は安くなる”サービスを打ち出してくると思います」(節約アドバイザーの丸山晴美さん)
ただし、いくら安くても必要のない商品やサービスを購入したのでは、「安物買いの銭失い」になりかねない。
「セールで安くなっていても、“定価だったら買わないもの”は買わないのが鉄則です。“これは定価だったら買う?”と自分に問いかけて、本当に必要なもの、欲しいものを購入しましょう」(丸山さん)
※女性セブン2017年3月2日号