ライフ

「教師にももクロファンが多い理由」をベテラン教師が解説

小一教育技術4月号の誌面より

『子供祭り』『親子祭り』などの親子限定ライブや、2月よりHuluで配信中の幼児向け知育番組「ぐーちょきぱーてぃー」などで、ファン層を拡大しているももいろクローバーZ。実は、ひそかにファン率が高いといわれる職業があるという。それは、学校教師──語るのは、兵庫県公立学校教師の俵原正仁氏だ。

 近年の教師の大量退職、若手教師の大量採用に伴い、全国でベテラン教師による若手教師育成が行われているが、俵原氏も若手教師育成のため、全国で講演を行うベテラン教師の一人。そして、時間が許す限り全国のももクロライブに足を運ぶモノノフでもある。

「僕は講演で、“ももクロのライブから学べることは何ですか?”と問いかけることがあります。参加している先生からは『メインの子がどんどん変わっていくのがわかる』『それぞれの子が活躍できる場がある』といった声が必ずあがります。どの子にも成長できる機会があり、主役になる場面がある。すべての子に居場所があるということは、いまの学級づくりで非常に重要なこと。ももクロのライブには、現代のクラスづくりに必要な要素がたくさん詰まっているんです」

 3月17日発売の小学一年生の担任教師向け月刊誌『小一教育技術4月号』では、入学シーズンの学級づくりのヒントとして、俵原氏が直接、ももクロのメンバーに対し、メンバー同士の良好な関係の秘訣などについてインタビューを行った。そこで、ももクロのメンバーは、女子のグループにありがちな、いつもみんなでいなくてはいけないとか、常にみんながしていることの仲間に入らなければダメといった空気が一切ないということや、お互いのやりたいことを尊重する雰囲気が、お互いの個性をつくり出しているといった話をしている。

「まさに、理想のクラス像なんですよ。ももクロのライブを見ていると、教師なら誰もが嬉しくなるはず。自分もこんなクラスを作りたい、と意欲がわいてくるんですよ。そして、続けてライブを見て行くと、彼女たちの成長の過程も見ていける。教師は人の成長を見ることで喜びを感じる人達ですから、ももクロファンの先生は多いですよ。僕のまわりにもたくさんいます。また、子どもからもたくさんの支持を集めている、ステージのプロとしてのももクロに、教師として学ぶこともたくさんあります。何といっても元気がもらえます」

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン