国内

東京大改造プランは大前研一氏による22年前の計画と同じ

大前研一氏が小池百合子氏の「大改革」を語る

 小池百合子東京都知事は、2016年の都知事選挙で「東京大改革宣言」というスローガンを掲げて当選した。経営コンサルタントの大前研一氏が、小池と知事が掲げる「大改革」の内容と途中経過について検証し、考察する。

 * * *
 つまるところ、小池知事が自民党を敵に回して東京をどうしたいのか、ということがよくわからないのだ。

 昨夏の都知事選では「東京大改革宣言」というスローガンの下で「都政の透明化」「東京五輪関連予算・運営の適正化」「行財政改革の推進」などの公約を掲げたが、いずれも「大改革」と呼ぶほどのインパクトは感じられない。

 すでに東京五輪関連予算については、小池知事が俎上に載せたボート・カヌー、水泳、バレーボールの3会場の見直し問題が元のまま新設することで決着し、事実上、森喜朗東京五輪組織委員会会長の“圧勝”に終わっている。

 それに比べると、たとえば石原慎太郎元知事は「横田基地の返還、もしくは民間との共同使用」「中小企業の能力を引き出す新銀行の創設」「ディーゼル車規制によって大気汚染を解消」といった、大がかりな公約を掲げていた。実現しなかった政策や巨額の負債を残した政策ばかりだったとはいえ、石原氏なりの首都・東京の未来像は提示されていた。

関連記事

トピックス

岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン