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ブラック病院の見分け方 新人医師の出身大学をチェック

ブラック病院の見分け方は?

 医師の技術不足や過信といった医療行為そのものに落ち度があるケースを思い浮かべがちだが、実際には、医療スタッフによる「過労」を原因とするものが多いといわれている。働く人にオーバーワークを強いる「ブラック病院」ほど、医療ミスが発生するリスクが高い。その病院がブラックかどうか見極めるために、実際に病院でチェックするポイントを紹介する。

■常勤医が6割以下

 まずは病院入り口近くに貼られている「医師の外来診察表」で、常勤医と非常勤医の割合を確認してみよう。開業医の北野國空氏がいう。

「1週間のスケジュールのうち、常勤医が6割以下なら、その病院は医師が不足しています。経営の苦しい病院は、コストがかからない非常勤医を採りたがりますが、非常勤医は入れ替わりが激しく、患者はあまり頼りにできない。常勤医が9割以上の病院は経営が安定しているといえるでしょう」

 診察表に記載がなければ病院で確認できる。

■新人医師の出身大学をチェック

 病院の待合スペースでは、壁に掲げられていることが多い新人医師のプロフィールをチェックしたい。病院経営に詳しい医療サービスアドバイザー・武田哲男氏が解説する。

「新人医師の卒業した医大が院長や診療科長などと一緒だったら、病院側もある程度人物を知って選んでいます。

 全く系統の違う医大出身の医師だったら、病院の人脈や人材獲得能力が乏しく、仕方なく選んでいるかもしれません」

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