ビジネス

EV、自動運転時代到来…日本の自動車メーカーに未来はあるか

大前氏が日本の車メーカーの未来を語る

 世界で一年に1000万台以上も自動車を販売するトヨタグループといえども、自動車業界の未来を考えた場合、安泰とは言いがたい。欧米で急速に進んでいる環境規制が他国にも広がる気配をみせるなか、EV(電気自動車)などの共同開発で遅れをとっているからだ。近著『武器としての経済学』が話題となっている経営コンサルタントの大前研一氏が、日本の自動車メーカーの未来について考察した。

 * * *
 トヨタ自動車とマツダがEV(電気自動車)などの共同開発に向け、資本提携すると発表した。報道によれば、提携会見でトヨタの豊田章男社長とマツダの小飼雅道社長は「未来のクルマをコモディティ(汎用品)にはしたくない」と共通の思いを語ったという。だが、この提携はEV開発で後れを取っていると感じている2社の焦りを象徴するものだと思う。

 そもそも日本の自動車メーカーは今、三つの大きな課題を抱えている。一つ目は、カーシェアリングのさらなる普及。二つ目は、ガソリン車・ディーゼル車からEVへの移行。そして三つ目は「自動運転」だ。

 こうした喫緊の課題に対し、いち早く対応しているのは欧米メーカーだ。たとえば、スウェーデンのボルボは2019年以降、新モデルの全車種をEVやHV(ハイブリッド車)にすると発表している。

 また、一時トヨタと提携しながら袂を分かったアメリカのEVメーカーのテスラは、すでに完全自動運転機能付きEVの「モデルS」「モデルX」を発表。さらに今年7月から3万5000ドルという手頃な価格の「モデル3」を販売開始した(日本での納車は2019年以降)。「モデル3」の事前予約は50万台を突破し、テスラの時価総額はGM(ゼネラルモーターズ)、フォードを超えている。

トピックス

裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
今回のドラマは篠原涼子にとっても正念場だという(時事通信フォト)
【代表作が10年近く出ていない】篠原涼子、新ドラマ『イップス』の現場は和気藹々でも心中は…評価次第では今後のオファーに影響も
週刊ポスト
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン