芸能

若大将マドンナ・酒井和歌子 モーテルに泊まったNZの夜

酒井和歌子は20歳そこそこで加山雄三の恋人役を務めた(撮影/内海裕之)

 シリーズ誕生から56年を経ても色褪せない青春映画の金字塔、“若大将シリーズ”。加山雄三演じる若大将の社会人編『フレッシュマン若大将』(1969年)から『若大将対青大将』(1971年)までマドンナ・節子を演じた酒井和歌子(68)が、当時の思い出を振り返る。

 * * *
 私は若大将の加山雄三さんより一回りも年下なので、恋人役のお話をいただいたときは20歳そこそこ。年が離れすぎてピンとこなかったんですよ。

 不安になって「できません」って言ったら、私と歳が変わらない岡田可愛ちゃんや中山麻理ちゃんも出ているから「君にもできるよ」と説得されました。その頃は私もノホホンとしていたから(笑い)、それなら大丈夫だと思ってお受けしたのを覚えています。

 撮影が始まってみると、加山さんは肩肘を張らない気さくな方で、一番年下だった私は可愛がってもらいました。映画の雰囲気と同じで、明るく楽しい現場でした。

 実は私、星由里子さんがマドンナだった『レッツゴー!! 若大将』(1967年)に、ほんの少しだけスチュワーデス役で出させていただいたので、加山さんと初対面ではなかったんですよ。

 よく覚えているのは『ニュージーランドの若大将』(1969年)の撮影で、2週間くらいオーストラリアとニュージーランドで撮影した時のこと。

 当時は海外ロケが珍しい時代で、ニュージーランドまで行くのに香港とシドニーを経由して数日かかりました。まだ都市部にしかホテルがなくて、ニュージーランドのマウント・クックではモーテルに泊まりました。

関連記事

トピックス

《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
大阪桐蔭野球部・西谷浩一監督(時事通信フォト)
【甲子園歴代最多勝】西谷浩一監督率いる大阪桐蔭野球部「退部者」が極度に少ないワケ
NEWSポストセブン
がんの種類やステージなど詳細は明かされていない(時事通信フォト)
キャサリン妃、がん公表までに時間を要した背景に「3人の子供を悲しませたくない」という葛藤 ダイアナ妃早逝の過去も影響か
女性セブン
創作キャラのアユミを演じたのは、吉柳咲良(右。画像は公式インスタグラムより)
『ブギウギ』最後まで考察合戦 キーマンの“アユミ”のモデルは「美空ひばり」か「江利チエミ」か、複数の人物像がミックスされた理由
女性セブン
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
30年来の親友・ヒロミが語る木梨憲武「ノリちゃんはスターっていう自覚がない。そこは昔もいまも変わらない」
女性セブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
大谷翔平の通訳・水原一平氏以外にもメジャーリーグ周りでは過去に賭博関連の騒動も
M・ジョーダン、P・ローズ、琴光喜、バド桃田…アスリートはなぜ賭博にハマるのか 元巨人・笠原将生氏が語る「勝負事でしか得られない快楽を求めた」」
女性セブン
”令和の百恵ちゃん”とも呼ばれている河合優実
『不適切にもほどがある!』河合優実は「偏差値68」「父は医師」のエリート 喫煙シーンが自然すぎた理由
NEWSポストセブン
大谷翔平に責任論も噴出(写真/USA TODAY Sports/Aflo)
《会見後も止まらぬ米国内の“大谷責任論”》開幕当日に“急襲”したFBIの狙い、次々と記録を塗り替えるアジア人へのやっかみも
女性セブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン