国内

「エアポート投稿おじさん」が話題、次の新種おじさんは?

ネットニュース編集者の中川淳一郎氏

 近ごろ「おじさん」のコンテンツ化が激しい。かつては、くすんだ色のスーツを着て、無表情で黙って通勤電車に揺られている、といった程度のイメージで覆われていた「おじさん」に、様々な新種が確認されるようになった。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏が、増え続ける新種の「おじさん」と、カテゴライズがもたらす効果について考えた。

 * * *
 ネットを見てるとやたらと人間に対するカテゴライズが横行していて、今後どんな新種が出てくるか楽しみで仕方がない。基本的には痛い言動をする人々を紹介し、それに名前をつけ、「いるいる!」と思わせるものだ。

 最近話題になったのが「エアポート投稿おじさん」。空港の様子をSNSに投稿するおじさんがウザい、というものだ。確かに「オレ様は世界を股にかけるビジネスマンだぜ」「オレ様は貴様ら貧乏人とは違って今からバカンスだぜ」といったアピールをされている感はある。そしてこいつらは航空会社のラウンジでシャンパン飲んで悦に入っているんだわ。

 キリンビバレッジ「午後の紅茶」の「#午後ティー女子」というネットPR企画が「顧客を揶揄してる」と炎上したが、これもその類。同ブランドのユーザーを「ともだち依存系女子」など4つに分類し外見的特徴をイラストで描いたうえで、「目に入ったものすべてにとりあえず『かわいい』」などとその特徴を書く。だが、「仕切りたがり空回り女子」の特徴として紹介された「何かと頭の上にのせたがる」はよく分からない。まぁ、バリやアフリカやインドでは頭の上に物をのせる人はよく見かけるが。

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン