ライフ

もしも子供を怒鳴っている親を見たら? 令和のしつけQ&A

しつけとはなにか

 やって見せ、言って聞かせてさせてみて…ほめるどころか、「早くしなさい!」と叱りたくなることもある。しかし、今や親でも、体罰は御法度──。“愛のムチ”で育った大人たちにとって、体罰が許されないしつけは、簡単なことではなくなっているようだ。

 そこで、しつけに関する一般的な質問に対し、教育の専門家が適切な回答をしてくれた。

◆自分は叩かれて育ちました。“愛のムチ”も必要だと思うのですが、どうなんですか?

A. あなたが今立派な大人なのは“叩かれたから”ではないはずです。

 暴力や怒鳴ることは「親に逆らうな」「謝りなさい」という感情的な“調教”です。痛みと恐怖が伴うので即効性はあるが、「なぜ悪いのか」を考えさせることはできません。(幼稚園や保育者向けセミナーなどを運営する『りんごの木』代表の保育者・柴田愛子さん)

◆叩くのも怒鳴るのも嫌だけど、甘やかすこともしたくないのですが、どうすればいいのですか?

A.“叩かない”と“甘やかす”は違います

「おもちゃが欲しい」と言う子に何も聞かずに買い与えたら“甘やかし”。駄々をこねたからといって手を上げて黙らせると、それは“虐待”です。欲しい理由を尋ねて「これ、かっこいいよね。でも、クリスマスまで待とうね」と、子供の気持ちを受け入れたうえ、親の言い分も伝えるのが理想。(一般社団法人こころぎふ臨床心理センター代表理事の長谷川博一さん)

◆思わず子供を叩いてしまった。どうすればいい?

関連キーワード

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン