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雑誌『SMセレクト』『さぶ』発行者(83歳・エロ歴60年)の告白

2010.10.08 11:00

 自身の人生のうち、60年を「エロ雑誌」に捧げた、83歳の男性がいる。それが、黎明期のエロ本ブームを仕掛けた『サン出版』会長のM氏(83歳)である。M氏のエロ雑誌生活を聞いてみた。以下、M氏の談話である。 「私にねえあなた、話なんか訊きに来

 自身の人生のうち、60年を「エロ雑誌」に捧げた、83歳の男性がいる。それが、黎明期のエロ本ブームを仕掛けた『サン出版』会長のM氏(83歳)である。M氏のエロ雑誌生活を聞いてみた。以下、M氏の談話である。

「私にねえあなた、話なんか訊きに来たってなんにもありゃしませんよ。

 秘すれば花っていうのに、日本もセックス表現が行くとこまで行きついて。ポルノ先進国のスウェーデン、エロ出版社はもうほとんどないってのに。

 私どもね、小さな出版社ですから、苦労して苦労して。しかしねあなた、エロ雑誌なんてそう儲かるもんじゃない。菊池寛の“事実は小説より奇なりだ”って掛け声で『実話雑誌』が発刊されたんだけど、さっぱり売れない。で、私がアメリカの雑誌を手本にしようと提案しまして。セックス、スポーツ、スクリーン、スキャンダル、サバイバル(冒険)、の5Sです。カストリ雑誌のあと、これが大ヒット。

 それからSMになった。ビジュアルをメインにした『SMセレクト』。あなた、読んだことあるでしょ。しかしまた経営が傾いて私は独立。ホモやろうと。『さぶ』というのを出した。私、SMも男色もさっぱり門外漢、すべて手さぐりで鉱脈を探してきたんです。

 で大当たりしたのは、女性向けのエロ漫画『コミックアムール』。美少年がカラむんです。これピークで45万部出た。いまも好調です。長いエロ雑誌生活ですよ。

 ゾッキ本で儲けた露店商の石坂幸男さんが社長。その『三世社』に入って、あれからうかうかしてるともう60年。

 そうですね、なにやってきたか。時代のニーズをつかまえる。そのことだけに必死でしたよ」

※週刊ポスト2010年10月15日号

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