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2010.10.31 10:00  週刊ポスト

若いうちにたっぷり射精すると前立腺がんになりにくい

 メルボルンにある「ビクトリア州がん協会」のグラハム・ジレス博士のグループは、前立腺がん患者1079名と、1259人の健康な男性に対し、性生活に関する詳細なアンケートを実施。回答を比較した結果(2003年実施)、博士は「20~50代の男性において、より射精する人ほど前立腺がんになりにくい」と分析している。

 ジレス博士によると、特に予防効果が高いのは20代。20代の時期に週に5回以上射精していた男性は、その後の人生において、前立腺がんを発症する確率が、そうでない人の3分の1にまで減少するという。
 
 しかし、前立腺がんと射精の関係には諸説入り乱れている。川崎医科大学泌尿器科学教室の永井教授が指摘する。

「アメリカの別の研究では、“月21回以上射精しているグループ”と“そうでないグループ”を比較した際、前立腺がんの発生率に差が見られなかったという報告もあります。ですから、この研究報告は科学的に確実に証明されたものとはいえないでしょう」
 
 それでも永井教授は、射精が前立腺がん予防に効果アリという説に立つ。「射精によって前立腺は活発に収縮を繰り返し、血流が良くなることがわかっています。一方で、定期的な射精を行なっていない場合、血流が悪くなって前立腺が炎症を起こしたりする。そういった状況では、前立腺肥大や前立腺がんのリスクが増大することが考えられます」
 
 ちなみに射精の方法は、セックスかマスターベーションかを問わないという。

※週刊ポスト2010年11月5日号

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