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2010.11.05 17:00  週刊ポスト

江戸の男 女のアソコを「砂糖餅」「有平糖」とスイーツ扱い

 いわゆる「クンニリングス」を江戸期には「舐陰」といった。愛撫を施すのは男だから奉仕、征服、嗜虐など相反したエッセンスと視覚的興奮がない交ぜの性技ということになる。

 江戸期の女は強かった。1700年までの江戸の男女人口比が2対1という研究もあるくらいで女の数が圧倒的に少ない。だから結婚にあぶれた男が多かった。勢い女は閨房でも強気になる……吸茎同様、舐陰も女性がアドバンテージをもった性技という側面があった。

 そんななか、舐陰を好む男もいた。

「くぢり」のオーラルバージョンとしてだけでなく、己の嗜好を満たす性技として大いに励む。彼ら自主派にとって玉門は「ええ匂い」であり、そこからあふれる淫水も「甘露」に他ならない。「砂糖餅」「有平糖」とスイーツにたとえた例すらある。

 もっとも、これは遊女のことをいっている。彼女らは局部を普段から清潔にしていたが、庶民の女はそこまで徹底していない。文献には、一般の女の局部を「汚い所」「塩辛い」と書いたのが眼につく。

 こんな川柳もある。「又舐めなさるかと女房いやな顔」。そこを悠然かつ果敢に奉仕するのが江戸男の心意気というもの。「汚いどころか、ありがたい」「いゝ塩梅だ」と切り返す。心中立てまではいかぬとも、かくまでストレートに愛情表現されたら、女の心も肉体もほだされるというものだ。

※週刊ポスト2010年11月12日号

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