• TOP
  • 特集
  • 長門裕之 南田洋子との「最後のセックス」は20年ぶりだった

特集

2010.11.23 17:00  週刊ポスト

長門裕之 南田洋子との「最後のセックス」は20年ぶりだった

 長門裕之は1934年京都府生まれ。芸能一家に育ち、6歳で映画デビューする。1961年に女優・南田洋子と結婚。2009年に看取った。長門は南田さんとの最後のセックスについて、プロインタビューアー・吉田豪氏のインタビューにこう答えている。吉田氏は、長門の著書・『洋子、やっぱりいってしまったのか』(主婦と生活社)の内容を読み、そこの内容について聞いた。

******************************

――(本を読むと)想像以上にダメージを受けてるなっていうのが第一印象だったんですけど、それでもさすがだと思ったのが「最後のセックス」っていうエピソードですね。70歳の誕生日を迎えた洋子さんと69歳の長門さんが2日連続で……みたいな話をいい話として着地させて書けるのは、さすがだなと思いましたよ。

長門:でも、変ないやらしさはなかったでしょ? あのときの洋子は必死だったみたい。ふとベッドに入って抱きついてきて、「ねえ、あなた、したいでしょ?」って。聞くほうがおかしいじゃない。「したいわけねえじゃねえか」「お前と? お前はもう俺の神様なんだから」と思うよね。

――性の対象じゃなくて。

長門:うん。洋子とは20年以上、そういうことをしてなかったから。でも、洋子がものすごく傷つくだろうと思うほど、「俺はしたくないよ」とは言えない。「したい?」っていう言葉に自分のプライドもすべて懸けて、これで断わられたらどうしようって顔してるんだよ。それで「ちゃんとできるだろうか?」って。おそるおそる、初めて女性に触れる少年のように、洋子に触れていった。

 だから一番傷つけたのは、3日目にも俺の布団に洋子が入ってきて、普通のセックスはできないから、とにかくいろんなところでお互いちょっかいを出したりなんかするんだけど、そうやってるうちに俺、「洋子ごめん、ちょっと疲れた」って言っちゃったの。そしたら「あ、そうか」って言って、ホントに恥ずかしげに自分の布団にスッと入っていったときに、ものすごく胸が痛くて。これはしまった、すべてぶっ壊しちゃったって思ったよ。かわいそうだなって。いまでも顔が浮かんでくるよ。でも、「ごめん、また催した」とも言えないから(笑)。

※週刊ポスト2010年11月26日・12月3日号

関連記事

トピックス