• TOP
  • 特集
  • 江戸時代の日本 世界と比べ自慰が盛んでグッズも豊富だった

特集

2011.01.19 17:00  週刊ポスト

江戸時代の日本 世界と比べ自慰が盛んでグッズも豊富だった

 春画とは江戸時代の人々の性生活を題材にした浮世絵だが、そこには人々の性への願望も描かれている。日本が世界と比べても自慰が盛んな国だったことは、数々の春画が証明している。

 かつて西欧では、自慰は生殖に直結しないというキリスト教的観念から禁じられ、中国では「接して漏らさず」の『養生訓』の教えのごとく精液の節約という意味で良しとされていなかった。ところが日本の春画は自慰シーンのオンパレード。その方法は実に多岐にわたり、現代からは想像もつかないような性具や媚薬が豊富にあったことがわかる。

 例えば男性の自慰には、革やビロードで女性器を模した“吾妻形”がよく用いられた。素材も使い方も千差万別で、中には丁子と肉桂を粉にし、それを湯で練った粘り気のあるものを“吾妻形”の入り口に塗って性器を挿入するという、凝った方法を紹介する春画もある。

 しかし、男性の自慰を見たい読者があまりいなかったためか、はたまた、女性の性も奔放だったためか、自慰を描いた春画の登場人物は女性のほうが圧倒的に多かった。

 男性器を模した“張形”を使ったり、他人の行為を覗き見て、あるいは想像で手淫するなど、設定はバラエティに富んでいる。

 性具についても女性用のもののほうが種類も豊富で、男性器に巻きつけることで挿入時に女性を刺激する“肥後芋茎”や、金属の玉を女性器の中に入れて性行為をすると女性が快楽を得られるという“琳の玉”、また女性器に塗る媚薬など多彩だった。

 江戸時代は、『四つ目屋』というアダルトショップが堂々と表通りで営業されており、この手の性具は簡単に手に入ったという。

※週刊ポスト2011年1月28日号

関連記事

トピックス