特集
2011.01.21 17:00 週刊ポスト
四国乱交事件のサークル 参加するには免許証提示と面接必要
昨年10月9日、香川県まんのう町の貸しロッジで「四国の乱」と自称する参加者49人(男性25人・女性24人)の大乱交パーティが摘発された。このパーティを主宰していたサークル『FREEDOM』の代表がA被告である。「この乱交パーティが違法だとは思えない」と語るA被告を直撃した。
* * *
――市民感覚からすれば、警察の摘発は当然とも思える。このようなアブノーマルなパーティに、女性が24人も参加するとは信じがたい。“サクラ”だと疑うのが普通だ。警察は、管理売春など背後にある違法ビジネスの実態をつかもうとしたのではないか?
A被告:「私のサークルは営利目的ではまったくありません。男性1万円、カップル3000円の参加費は、会場費や飲食費などを支払うとほとんど残らない。純然たる“趣味の会”です。女性が多いのは、厳密な会員制である安心感からでしょう。我々のサークルは、免許証と保険証の提示に合意し、面接に合格した人しか加入できません。これを警察はタレコミや内偵防止策ととらえたようですが、そうではなく信用できるメンバーのみを集めることが目的なんです。
メンバーには、公務員や法曹関係者など堅い職業の人も多く、あくまでも同じ性癖を持つマニアの集まりだった。にもかかわらず、今回の逮捕で参加者が被った社会的制裁はあまりにも大きいものでした」
――警察がロッジに踏み込んだ際、セックスの最中だった参加者の男女4人が公然わいせつ罪で逮捕されている。これをどう思うか?
A被告:「公然わいせつで逮捕された2組の男女のうち、1組は夫婦でした。夫婦で同時に逮捕されたため、家庭はメチャクチャになってしまい、旦那さんはこの騒ぎで仕事も失ってしまったらしい。警察と検察が勝手に決めた明確な定義すらない“公然わいせつ”のために、すべてを失ったんです。
また、潜入捜査官の「トオル」が撮影した“讃岐の乱”の写真の中に、男性参加者たちが性器の大きさを比べ合っているものがあり、それを証拠に参加者が公然わいせつで逮捕されてしまった。密室ですから、修学旅行の男風呂で“見せ合いっこ”をしているのと変わらないノリです。これだけで前科者とは……。参加者たちを守りきれなかった責任を、私は強く感じています」
米津航弁護士によれば、今回のケースは有罪になる可能性が高いという。
「外部から遮断された空間での公然わいせつは、5~6人であれば公然性が否定された判例がある。しかしこれ以上の人数であれば“多数”であるとして公然性が認められる可能性が高い。また、ストリップ劇場などでは、誰でも金を払って入場できるのであれば“不特定”とされ、観客が2~3人でも公然性が認められたケースもあります。今回、会員の住所氏名などを管理しているので“不特定ではない”と主張したとしても、“公然”にも“わいせつ”にも明確な基準はなく、結局のところ当局のさじ加減一つになってしまう恐れがある」
つまり、A被告が開催していた乱交パーティは、常に摘発のリスクと隣り合わせだったわけだ。
※週刊ポスト2011年1月28日号
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