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2011.02.05 10:00  週刊ポスト

女性の「愛液」の正体を婦人科医が説明 ただし分泌量は不明

官能小説などを読むと「ラブジュース」などと表現される「愛液」。ただし、この「愛液」とは一体何なのか? 婦人科・松村圭子医師に説明してもらった。

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愛液とは、膣入り口にあるバルトリン腺から分泌されるバルトリン腺液、膣内から汗のようににじみ出る潤滑液、子宮頸管から分泌される頸管粘液、そのほか炎症などによる膣内分泌液も含めた4つの液の総称です。性的興奮にかかわる液の中で、分泌量が多いのは、圧倒的に潤滑液。その量には個人差があり、一般的に何ミリリットルかといった統計はありません。

性科学者のマスターズとジョンソンは、性行為には4つの段階があり、性興奮の絶頂がオーガズムだと説明しています。愛液が大量に出るのは、この4段階でいえば最初の「興奮期」。キスや愛撫などの性的な刺激によって、女性の身体に変化が起こります。

局所が充血し、クリトリスなどにも血液が集まって硬く大きくなったりします。膣も充血し、分泌液で膣内が潤ってきます。愛液が最も多く出るのは、実はこのスタートの時期。その後は体が絶頂に向かって興奮を高めていくのとは対照的に、愛液は徐々に減っていきます。

女性がオーガズムに達したときに愛液が大量に分泌されると勘違いしている男性が多いようですが、実際にはオーガズムを迎える頃には、愛液はかなり少なくなっているのです。

男性が長時間にわたってピストン運動を続けていると、女性が痛みを訴えることがありますが、これは愛液が減少して膣内が乾いてきているから。この場合、女性器研究の先達・“ドクターK”も書に書いていましたが、男性がローションなどで潤いを補うなど配慮するのもひとつの方法です。

【プロフィール】まつむら・けいこ/成城松村クリニック院長。広島大学医学部卒。らら女性総合クリニック院長を経て、昨年10月に現クリニックを開院。

※週刊ポスト2011年2月11日号

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