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2011.03.06 15:59  週刊ポスト

動物の世界ではモテるオスほど自慰行為をすると研究者

 オナニーには、「自慰」の名のとおり、自らを慰めるという、どこか後ろ暗いところがある。人間はなぜオナニーをするのか?

 その効能について動物行動学研究家の竹内久美子氏は、「マスターベーションは『代償行為』でも『背徳の行為』でもありません。古い精子を追い出し、明日の生殖に備え、発射最前列を新しく生きのいい精子に作り換える作業なのです」と話す。

 さらに動物の世界では、「モテるオスほどオナニーする」というから驚きだ。「動物の世界では、メスとより交尾のできるオスのほうが頻繁に行なっています。いまから50年以上前、アカゲザルの集団を観察していたアメリカのC・R・カーペンターが、モテるオスのアカゲザルほどオナニーしていたという調査結果を発表しています。モテるオスほど、常に生きのいい精子を準備しているということです」(竹内氏)

 一方、イギリスの生物学者のロビン・ベーカーは、人間の女性のオナニーについての仮説を提唱した。「免疫力の高い浮気相手がいる場合、ダンナとの交尾の前にマスターベーションで粘液を出し、壁を築く。本当に欲しいのは浮気相手の精子なので、浮気する前にはしないという説です。生きのいい精子を揃えるオスとは逆の行動ですね。無意識かもしれませんが、メスもまた、マスターベーションを戦略的に使っているといえそうです」(同前)

※週刊ポスト2011年3月11日号

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