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嘘情報の拡散者にならないためにネット流言飛語見破る5か条

地震・原子力発電所にまつわる様々な情報・意見がネットで連日飛び交っている。有益なものもあれば、悪質なデマ、流言飛語もある。ネットに飛び交う情報の真偽を見分けるコツを、ITジャーナリストの西田宗千佳氏に聞いた。

* * *
ネットでの流言飛語を防ぐ最大の方法は、「出所がわからない情報」「報道されていないセンセーショナルな情報」はまず疑う、ということです。「友人から回ってきた情報ですが」というメールや、根拠がわからないブログは、基本的に他人に転送しない方が無難。とくに今回のような重大な事件の場合は情報の第一は公的機関・マスメディアを第一に考えましょう。

ツイッターだとRT(リツイート機能)で簡単に様々な情報が拡散されてくるので、情報の真贋はより慎重に見極めなければいけません。下手をすると自分がデマの拡散者になりかねませんから。

私は「発言者は本当のプロか」「いつの情報か」「データの出処はどこか」を確認してからRTするようにしています。余震や原発・放射能などの情報については、発言者が「本当の専門家」かどうかか肝心です。ちょっと知っているだけの人の善意の情報発信であっても、本物の情報に紛れてノイズになってしまうので拡散しないほうがいい。また「情報の鮮度」も重要で、発信から半日以内が目安です。

最近多いのが「被災地に誰かが取り残されているから拡散して」というパターン。気持ちはわかりますが、ツイッターで回覧しても、政府や対策機関に情報は届きにくいので、本当に深刻と思える情報以外の拡散は避けた方が良いでしょう。

また、重要な情報をツイッターで拡散する際には、ツイッターのHPから「公式リツイート」でしましょう。コメントで改変できず、拡散した後に情報が間違いだと分かったときにも取り消せるからです。

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