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2011.06.17 15:59  週刊ポスト

宋美玄医師 「Gスポットはクリトリスの一部との説が有力」

 体の外に露出している男性のペニスと違って、女性ですら膣の内部を目で確認することはできないものだし、その実態をつかみづらいのは当然。産婦人科医・宋美玄氏は、その実態を明らかにする。

 * * *
 クリトリスはよく「女性版のペニス」と発生学的に表現されます。しかし、その構造はそれほど単純ではありません。

 クリトリスには約8000本もの快感神経が集まっています。その神経の数は、男性器の約2倍にも上ります。クリトリスとは、先端の突起部分(陰核亀頭)だけでなく、小陰唇から膣壁上部まで2本の足のように伸びる神経の集合体です。

 つまり、体の外に見えている小豆大の部分は、クリトリスの「氷山の一角」に過ぎないんです。

 クリトリスを刺激すると、亀頭部分はその快感によって徐々に勃起していきます。表に見えるのはこれだけですが、この亀頭部分の勃起と連動して、さらに小陰唇までもふっくらと充血していきます。これによって膣が圧迫され、刺激を受ける。クリトリスがオーガズムを感じると膣内まで気持ちよくなるのは、こうした仕組みによるものです。

 そしてGスポットの快感も、実はこのクリトリスの快感と連動しています。Gスポットは、一般的に膣入口から3~4センチほど奥に入った場所にあるとされています。ただし正確にいえば、Gスポットは膣内にはありません。実は現在の医学界では、Gスポットは、「クリトリスの一部である」という説が有力なんです。

 女性がGスポットで快感を得られるのは、神経の集合体であるクリトリスがその部分まで伸びてきてるから。Gスポットを膣内から刺激することは、すなわちクリトリスの一部を裏面から刺激しているということなんです。クリトリスとGスポットは決して別物でなくて、いわば表裏一体の関係にあるといえます。

 ですから「膣でイク」と一口にいっても、クリトリスの快感と関連しているGスポットでのオーガズムと、迷走神経という脳神経の一種まで影響を与えるポルチオ(子宮頸部)のオーガズムはまったく別物です。

※週刊ポスト2011年6月24日号

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