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2011.06.20 15:59  週刊ポスト

警察官が肩に手を置くだけで「イッて」しまった女性が存在

 2006年にアメリカで出版された『オーガズムの科学(The science of orgasm)』。Gスポットの存在を広めたことで知られる神経生理学者のビバリー・ホイップル米ラトガース大学名誉教授ら3人が長年の研究結果をまとめた労作である。

 彼らが、女性が性的興奮やオーガズムを感じる際に、脳のどの部分が活発になり、あるいは不活発になるかを調査したところ、意識がないなかで、それでも「別の何か」がオーガズムをコントロールしているということが指摘されている。

『オーガズムの科学』著者のひとりであるバリー・コミサラック同大心理学教授は、本誌取材にこう答える。

「オーガズムは意識の上で特別なケースだ。オーガズムの解明は、我々が肉体的に感じるものをコントロールする、トップダウンのプロセスを理解することにつながるだろう」

 また、多くの人がオーガズムにいたるには性器を通じるしかないと思い込んでいるが、性器を必要としないオーガズムは確実にある。すでに胸、乳首、口、肛門への刺激によるオーガズムが報告されているし、警察官に肩へ手を置かれただけで「イッた」という女性の例も報告されている。

 1992年に行なわれたある実験では、一切肉体的な刺激を与えずに、ただ「考えた」だけで、血圧、心拍数、瞳孔、痛覚閾値などで紛れもなくオーガズムに達した女性の存在が明らかになっている。

「オーガズムに関わる神経回路はひとつではない。単なる反射作用ではないのだ。それは、身体のすべてにわたって感じることができるものである」(コミサラック教授)

 オーガズムの研究は、いまや人体の神秘そのものに迫ろうとしている。

※週刊ポスト2011年7月1日号

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