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2011.06.22 06:59  週刊ポスト

快感直前日本人男 I’m goingと発言し外国人女「どこへ?」

 フランス文学者・鹿島茂氏の友人で、百数十人の外国人女性と経験を持つ猛者が、まだ英語がうまく話せなかった頃に外国人女性とセックスしたときの話だ。

 イキそうになった彼はとっさにこういった。
「アイム・ゴーイング」

 すると彼女はこう答えた。
「ホエア・アー・ユー・ゴーイング?(どこに行くの?)」

 彼は仕方なくトイレに行ってお茶を濁したという。

 英語ではイクときに「アイム・カミング」という。このエピソードは、日本の「イク=行く」と英語の「come=来る」の違いから生まれたものだ。友人の経験を踏まえ、鹿島氏が解説する。

「実はフランスでもイクときには、英語でいう『アイム・カミング』と同じ意味で、『Je viens(ジュ・ヴィアン)』といいます。

 日本語の場合、『僕の家に来ますか?』と聞かれて、『行きます』と答えると思うのですが、英語やフランスでは、『アイム・カミング』や『Je viens』と答えるのです。つまり、私が出発して相手の家に行くという起点に重きを置くのでなく、到着点を予想した上で答える表現。一方で『go』というと、ここから出発してどこかに消えてしまうような意味合いになります」

 出発点が意識された場合は「go」、到達点が意識されている場合は「come」となる。では「イク」はどちらの意識か? 鹿島氏が続ける。

「日本語で絶頂をなぜ『イク』というのかはわかりませんが、英語やフランス語では、到達すべきオーガズムが想定されていて、そこに到達するという目的地がはっきりしている。だから『come』なんです」

 ただし、最近では、『ジュ・ジュイ』(Je jouir)という、英語に訳すと『アイム・エンジョイング』に近い表現が主流だという。

※週刊ポスト2011年7月1日号

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