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カラオケ夫「オレにかなうヤツは茨城にはいねぇ」と演歌熱唱

 茨城県在住のEさん(48才)の夫(53才・トラック運転手)は、まさに“カラオケバカ”。21才の長女もあきれるというそのバカっぷりはどんなものなのか。Eさんが、不満をぶちまけます!

 * * *
 夫は数年前まで口べたで人づきあいが大の苦手。カラオケは「大の大人が大声張り上げてバカだ」といっていたのに…。いまでは庭のすみに建てたカラオケ専用プレハブ小屋にこもって休みの日は朝から夕方まで。仕事の日も早朝2時間、歌い込んで録音し、それを運転しながら聴いてチェック。

 トラックの運転しながらだと、誰にも気兼ねしないで歌えるみたい。「プロ歌手並みの練習、オレはしている」と本人はいっていますが、私から見たら練習の量はプロ以上ですよ。

 夫のトラック運転手仲間の話では、飲み会でいつも断り続けていた夫がふとカラオケマイクを握ったらしい。

「その場にいた人、全員がエッ! って絶句したくらい、うまかったんです。拍手が鳴りやみませんでした」

 夫にとっては、スターにでもなった気分なんでしょうね。それからすぐ、夫に“歌仲間”ができてその人たちと“歌対決”と騒ぐようになったのです。歌対決って、誰よりも早く新曲を覚えて披露してうまく歌ってウケた人が勝ちなんだそう。「オレにかなうヤツは茨城にはいねぇな」といいつつ得意満面で帰ってきます。

 娘にいわせると、夫は「典型的な“ドヤ顔”でバカ丸出し」だそうです。困るのは親戚やご近所づきあいにカラオケを持ち込むこと。「それではワタクシが前座をつとめさせていただきます」とマイクを握ったら最後、聴いたことがない演歌の新曲のオンパレード。

 それも同じ曲を3回は続けて歌います。みんながシラーッとしていると「リクエストある?」と一応、聞くから、親戚の幼い女の子が「AKB!」っていったら「よしっ、まかせろ」っていうので、歌えるのかと思ってみんな期待してたら、北島三郎の曲。「AKBもいいけど、サブちゃんの『まつり』もいい曲だぞ」ですって。AKB48を期待してたその子はあ然としてました。

※女性セブン2011年7月14日号

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