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女性の「潮吹き」 その謎に満ちた正体について有力な説登場

 週刊ポストが昨年行なった「女性3000人セックスアンケート」によると、潮吹きを経験したことが「ある」と答えたのはわずか22.4%、「ない」が47.9%、「わからない」が29.7%だった。いまだ謎めく「潮吹き」の正体に、泌尿器科医の佐古智子医師が迫った――。

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 最近ではAVなどでも「潮吹き」の場面が取り上げられることが多くなっています。しかし「潮」の正体については、ほとんど知られていないのが実情です。

「愛液」とも混同されやすいのですが、両者はまったくの別物です。愛液は、バルトリン腺液も含めて膣壁から汗のように分泌されるもの。一方、「潮」は尿道側から出てくるものです。

 愛液が膣壁全体にじわりとにじみ出てくるのに比べ、潮は男性が射精するように勢いよく出てくるという違いもあります。

 では、潮吹きの正体とは何か。おしっこではないかという説も根強くありましたが、最も有力なのは、女性にも男性の前立腺に相当するものがあり、そこから男性の射精に近い形で放出されるとする説です。

 これまでの研究によれば、男性の前立腺に相当する「女性前立腺」をもつ女性が70~90%というデータがあります。

 また、実際に射精をする女性についても、10~69%というデータがあります。報告によってずいぶん差がありますが、「100%ではないが、射精する女性はいる」のはたしかなのです。

 男性が射精する液体は、かなりの量を前立腺液が占めています。その前立腺液と精子が一緒になって射精されます。女性には精子はありませんが、同様に前立腺液が「潮吹き」として射精されるのではないかと考えられるのです。

 実際に、潮の成分を、尿と比較すると、その成分は男性の前立腺液に近いという研究結果があります。

※週刊ポスト2011年7月15日号

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