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体臭の専門医「サケやカニの摂取は加齢臭の予防に効果的」

夏本番。今年は節電の影響もあり、エアコンの温度設定を高めにしたり、扇風機だけで過ごしている人も多いはず。そんななかどうしても気になってしまうのが、汗のニオイだが、ワキガや多汗症治療に詳しい北村クリニック院長・北村義洋さんは、こう話す。

「ニオイの原因となる汗を出すのは耳の中やワキ、乳首、陰部などにあるアポクリン腺。ここから出る汗に雑菌が繁殖してニオイを発します」

さらに、ワキは常に閉じた状態のため高温多湿になり、雑菌の活動がより活発になるのだという。

「かいた汗を放置していると雑菌がどんどん繁殖してしまうので、濡れたハンカチや制汗シートなどでこまめに汗を拭く心がけも大切です」(北村さん)

出かける前の制汗剤や、汗取りパッドの着用など、しっかりケアーしたほうがいいだろう。そして、汗のニオイとともに、中高年の男性が気になってしまうのが、加齢臭だ。

「加齢臭の原因のノネナールの働きが特に活発なのは、40才を過ぎた男性。ノネナールのもととなる過酸化脂質は、活性酸素が増えると同時に増加するため、活性酸素を抑えれば発生を抑制できます」(北村さん)

活性酸素の発生を招く過度の運動や紫外線の浴びすぎなどに注意し、ビタミンCやE、魚介のサケやカニなどに含まれるアスタキサンチンの摂取も効果的。

「加齢臭は顔のTゾーンや耳の後ろなど皮脂分泌の多いところからにおうので、よく洗って」(北村さん)

※女性セブン2011年8月4日号

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