特集
2011.07.23 15:59 週刊ポスト
森永卓郎氏イチ押しのラブドール 「杏奈」のお顔を拝見!

一番人気の沙織(左)と森永卓郎氏イチ押しの杏奈
“ダッチワイフ”なんていう俗称はもはやこの商品にはふさわしくない。より人間に近い造形、肌質、顔のメークを施した「ラブドール」は、間違いなく日本人の感性と高い技術力が生んだ逸品である。経済アナリスト・森永卓郎氏が、1体54万円~という効果商品ながら、年回1000体のラブドールを受注生産するオリエント工業を訪れた。
* * *
棚に並んだ頭部の骨格がズラリ。その異様な光景を目にした森永氏は、「人間のガイコツそのもの」と驚嘆する。39種類の表情を作り分ける同社のラブドールは、まさに顔が命。顔の人気に合わせて骨格も毎年5、6種類入れ替えていくという。
最後に型から外した頭部に命を吹き込むメーク現場にやってきた。作業する女性は義眼が入った頭部を片手にまつ毛を植え付け、頬を赤らめたり、口紅を塗ったりと人間顔負けのメークで美人に仕上げていく。完成した「沙織」「しずか」「絵梨花」などの顔をまじまじと眺めていた森永氏は、あることに気がついた。
「寄り目で少し悲しそうな表情の子が多いけど、そのほうが人気なのかな……」
すかさず広報担当者が答える。
「目線がぴったり合うように作ると、部屋にいて不気味に感じたりするので、わざと焦点をずらしています。表情は少し困った顔に見えたほうが、何かしてあげようと思うみたい」
一番人気は沙織(写真左)。森永氏のイチオシは杏奈(写真右)。喘ぎ声が聞こえてきそうな悩ましげな表情のドールもある。職人たちは、39種類すべての顔と名前が一致するという
※週刊ポスト2011年8月5日号
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