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2011.08.25 15:59  週刊ポスト

美術史家 SEXアート市場の主流がネット販売に移行と指摘

 古代文明から西洋絵画、そしてペルーにインド、中国まで、世界各国で脈々と描かれてきたセックス絵画やアート作品。これを買い支える蒐集家たちの存在なくして、セックス・アートは語れない。知られざるセックス・アート市場の実態を、自身が蒐集家でもある美術史家の田中雅志氏に紹介してもらった。

 * * *
 セックス・アート市場には、専門のディーラーが存在していますが、多くは自身もコレクターです。ドイツのD.M.クリンガー氏は世界有数のセックス・アート蒐集家ですが、一方で専門のオークション会社を運営、販売カタログを刊行するなど、手広く販売も行なっています。また、セックス・アートを対象としたオークションも多く行なわれており、クリスティーズやサザビーズのような大手会社のオークションから、個人のガレージセールにいたるまで、規模は様々です。

 もっとも、最近のセックス・アート市場の主流はネット販売に移行しています。ネットのオークションサイトにはアダルトのページがありますが、そこではAVやアダルトグッズに紛れて、春画などのエロティック・アートも売買されているのです。これによって日本にいながら手軽に蒐集できるようになりましたが、その分、苦労してセックス・アートを発見するという喜びは薄れてしまいました。

※週刊ポスト2011年9月2日号

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