特集

女性が分泌する愛液の量 性欲や感度にリンクしてないと識者

 田中亜希子氏はあきこクリニック院長。東京大学医学部卒。「美容のかかりつけ医」になるべく2009年に開院。女医によるユニット「Joy☆Total Clinic」メンバー。田中氏が男が誤解しがちな「女の性欲」の実態について解説する。

 * * *
 女性が感じているかどうか、性欲が高まっているかどうかということは、男性にとって非常に気になるところだと思いますが、医師として、よく耳にする「愛液の量は感じているシグナル」という俗説には疑問を感じます。

 膣分泌が多い、つまりものすごく濡れていると、それに比例して性欲や性的興奮が高まっているかといえば、それはウソ。量の多寡は性欲や感度にまったくリンクしていないんです。愛液の分泌量は体調やホルモンバランスによっても、左右されるもの。性的感度のバロメータとして量に一喜一憂し、ましてや分泌させようと躍起になるのは、残念ながらまるで無意味です。

 潮を吹かせようとするのも同様で、これもまた感度のバロメータとはいいがたい。体質によるものが大きいと考えられています。潮の正体はおしっこだと主張する先生もおられますが、尿と膣分泌が混ざり合ったようなものではないかと私は考えます。

 女性にも男性の前立腺に相当するものがあり、そこから男性の射精のように放出されるという説もあります。濡れているのかいないのかと同じく、潮は感度と切り離して考えるべきでしょうね。

※週刊ポスト2011年9月9日号

関連キーワード

関連記事

トピックス