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家宝自慢夫「なんでも鑑定団に出せば?」に「断ってる」と嘘

 “自慢”は男の大好物。でも、妻にしてみれば「あんた、裸の王様よ」といいたくなることもある。千葉県在住のパート勤務Aさん(47才)は、そんな自慢大好き夫(45才)に困っているという。

 * * *
 うちのダンナはお客さんがくると“家柄自慢”と“お宝自慢”が始まるの。

「うちは分家だけど本家は旧家で、先祖は殿様のイチの家来だと聞いてます。その証拠らしき品物が伝わっているから確かだと思うんですよ」

 たいがいの人は「ほうほう、それはそれは」とかいうだけで取り合わないけど、たまにダンナレベルのハンパな歴史好き、骨董好きがいるのよね。そうすると、もう大変。

「ま、そこまでいうなら、めったに人にお見せしないんだけど先祖が殿様からいただいた品物をお見せしますよ」といって古い木箱にはいった掛け軸をもったいつけて広げちゃってさ。

 シミだらけだし、字もかすれてよく読めないのに「骨董商は『家宝ものです』っていうんだけど、あははは、どうだか」って鼻の穴を広げてるダンナはバカそのもの。

「いつの時代のものですか?」「誰が書いたものですか?」「書のテーマは?」っていろいろツッコミをいれられるとたちまち不機嫌になって「こっちは有名な骨董商に見てもらってるんだよ!」っていい張るの。

「『なんでも鑑定団』に出せば?」っていわれるけど「値段がつくと騒動の元になるしねえ。話が来ても断っているんです」とウソばっかり。

※女性セブン2011年11月3日号

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