離婚の協議が不調に終わり、裁判となってから、早くも1年が経った。高嶋政伸(45才)と美元(32才)の主張はいまだ平行線をたどり、解決の糸口はまったく見えていない。そんななか、昨年9月に美元側が裁判所に証拠として提出した、政伸のDV現場が記録された音声データの一部がネット上に流出してしまった。
「バカ女が! 死んじまえ、てめぇなんか! てめえなんか、生きている価値もねえんだよ」
そんな政伸の暴言で始まる夫婦バトルは全5分18秒。女性セブンはその全容をいち早く入手し、以前に報じているが(2011年9月29日・10月6日号)、実際の音声データは30分50秒にも及んでいる。
このDVシーンが繰り広げられたのは2010年5月17日の夜のこと。その日、政伸は、離婚を前提に寝室を別にする話を美元としたあと、演技指導者らと飲みに出かけた。そこに美元から電話がはいる。夜12時過ぎに帰宅すると、翌日の仕事のため、政伸は睡眠導入剤と安定剤を服用した。このとき彼はすでに、ビールと赤ワインをそれぞれ1~2杯飲んでいた。
そんな状態の政伸に、美元は、結婚してからまともに生活費をもらえていなかったことについて話し出した。流出したDVシーンに至るまで、まずは7分間の罵倒合戦が続く。
政伸:「生活費月々50万で、ほんとは70万、ほんとは100万欲しいんだろ?」
美元:「何、それ。生活費って、私のお小遣いじゃないよ?」
夫妻の知人によれば、結婚生活が始まった2008年9月から2009年12月まで、政伸は生活費を美元に渡さず、彼女は自分の貯金を切り崩して生活費に充てていたという。将来生まれてくる子供のためにも、夫婦の貯金をしたいと考えた美元は政伸に何度もかけ合い、2010年1月から月30万円、その4か月後の5月には月50万円が渡されるようになっていた。しかしこの決定に、政伸は実のところ納得していなかったのだ。
「政伸さんにしてみれば、家賃・光熱費などは、自分が払っているのだから、その上生活費まで渡すなんてあり得ないという思いだったんでしょう。それに結婚式の費用2000万円だって自分が全部払ったという思いもあった。酔っぱらうといつもそういった話が出ていたそうです」(夫婦の知人)
※女性セブン2012年3月29日・4月5日号