ライフ

GLAYのTERU 6kg減に成功の「プラスわかめダイエット」紹介

 健康に良いイメージの「わかめ」だが、実際になにが、どう良いのか。5月5日は「わかめの日」(実は!)だ。食事情に詳しいライター・編集者の松浦達也氏が、「わかめの秘密」を語る。

 * * *
 5月5日と言えば、子どもの日。端午の節句である。そしてもうひとつ、なぜかこの日に制定されている日がある。「わかめの日」である。

 なぜ5月5日に、わかめなのか。日本わかめ協会によれば「新わかめの採取が一段落し、美味しい新わかめが市場に出回り、やはりこの時期に出回るタケノコとを取り合わせた季節感たっぷりの『若竹煮』のシーズン」であること。そして「印象を与えやすいよう『子どもの日』の5月5日を『わかめの日』と定めました」ということなのだ。

 わかめには都市伝説めいた噂もよく聞かれる。「健康にいい」というぼんやりしたものはいい方で、「髪が生える」など明らかに見た目のイメージに左右された、まったく根拠のない噂もある。

 とはいえ実際、健康にいい成分が含まれているのも事実だ。例えば、海藻にはつきものの水溶性食物繊維。ご多分に漏れずわかめにもアルギン酸という、塩分やコレステロールを体外に排出する成分が含まれていて、高血圧や動脈硬化などの成人病に効果が期待できるという。またフコイダンという食物繊維には、コレステロール値を下げ、動脈硬化を予防するという作用があるばかりか、体内に吸収される前に糖質を包み込んで排出するなどして、血糖値の急激な上昇を抑える効果も期待できる。

 血糖値が急激に上がると、人間の体内ではインスリンが大量に分泌される。この状態が繰り返されると、体脂肪がたまりやすくなり、肥満や糖尿病の原因にもなり得る。食事のとき、急激な血糖値の上昇を抑えるわかめを摂取すれば、ダイエット効果も期待できるというわけだ。

 実際、つい先日、ロックバンドGLAYのTERUが自らのブログで、朝食抜き生活から「とろろ豆腐にわかめを載せ、そばつゆで食べると言う、シンプルな朝食」に切り替えたところ、昨年末から約6kgの減量に成功したと明かしていた。トマトやバナナなど単品のみを食べる、「××だけダイエット」よりも、「プラスわかめダイエット」の方がはるかに現実的ということかもしれない。

 国内でのわかめの一大生産地である三陸海岸。昨年は収穫が始まった直後に震災が起きた。養殖わかめや施設がすべて流されたエリアで、今年は順調な収穫が行われているという。三陸もその他の海岸でも、まさにいまがわかめ漁の最盛期だ。

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大ヒット中の映画『4月になれば彼女は』
『四月になれば彼女は』主演の佐藤健が見せた「座長」としての覚悟 スタッフを感動させた「極寒の海でのサプライズ」
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
華々しい復帰を飾った石原さとみ
【俳優活動再開】石原さとみ 大学生から“肌荒れした母親”まで、映画&連ドラ復帰作で見せた“激しい振り幅”
週刊ポスト
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
死体損壊容疑で逮捕された平山容疑者(インスタグラムより)
【那須焼損2遺体】「アニキに頼まれただけ」容疑者はサッカー部キャプテンまで務めた「仲間思いで頼まれたらやる男」同級生の意外な共通認識
NEWSポストセブン
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト)
小池百合子・東京都知事、学歴詐称問題再燃も馬耳東風 国政復帰を念頭に“小池政治塾”2期生を募集し準備に余念なし
週刊ポスト
(左から)中畑清氏、江本孟紀氏、達川光男氏による名物座談会
【江本孟紀×中畑清×達川光男 順位予想やり直し座談会】「サトテル、変わってないぞ!」「筒香は巨人に欲しかった」言いたい放題の120分
週刊ポスト
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
ホワイトのロングドレスで初めて明治神宮を参拝された(4月、東京・渋谷区。写真/JMPA)
宮内庁インスタグラムがもたらす愛子さまと悠仁さまの“分断” 「いいね」の数が人気投票化、女性天皇を巡る議論に影響も
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン