左の写真を見てほしい。写真の右下のところに、ロングコートのようなものをはおり、細長い頭をかがめて建物の中にはいっていく“怪生物”の姿がはっきりととらえられている。
「これはゴム人間とみて間違いありません。ゴムのように体をクネクネさせて動くことからその名前がつけられたのですが、正体は謎です」
こう語るのはオカルト研究家の山口敏太郎さんだ。この写真は2007年の春、東京・明治神宮で撮られたものだ。
「知人の女性が母親と一緒に明治神宮に参拝にきていたときに、ぼくに連絡があったんです。“母親には見えないけれど、私には見える不思議な怪人がいる”と。その“怪人”は全身をクネクネと揺らしているというんです。私は以前から噂に聞いていたゴム人間ではないかと思って、彼女に携帯電話で写真を撮るようにいったんです」(山口さん・以下同)
こうして撮影されたのがこの写真だという。実はゴム人間の目撃情報はこのケースだけではない。芸能界でも、石坂浩二(70才)や、的場浩司(43才)が、テレビ番組などでゴム人間について語っている。
石坂は、「車を運転中、信号待ちの際にゴム人間を目撃した」。的場も、「緑色の肌をした怪人を見た」と証言している。
「石坂さんにこの写真を見てもらったところ、“色は違うけどおれが見たのとよく似ている”といっていました。この写真のゴム人間の不思議なところは、神社にはいるときに頭を下げているんですよ。きちんと神に敬意を表しているなんて、ずいぶん信心深いんだなと思いました」
ゴム人間には赤、青、緑、ピンクなどさまざまな色の目撃情報があり、メキシコなど海外でも報告があるという。
ゴム人間以外にも、不思議な“怪人”の目撃情報は多く、アメリカでは人間の形をした白い影“シャドーマン”が数多く報告されているほか、国内でも霧状をした“ガス人間”なども目撃されている。
「こうした怪人たちが、幽霊なのかどうかも不明ですが、霊感のない人には見えないケースが多いそうです。いずれも人が多いところに出没していることから“都市型の怪物”とみていいでしょう」
いまのところ、ゴム人間が人に危害を与えたという情報はなく、現れる目的は不明だという。
※女性セブン2012年6月28日号