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2012.10.17 15:59  週刊ポスト

白人の美男美女アベック 性交の様子をMRIで撮影してもらう

 まさに前代未聞の試みだった。男性医師が一組の若いカップルを前にこんな指示を出した。

「それでは、男性が上になる体位で挿入した姿勢を維持して下さい」

 男性の名はアッティラ、恋人の女性はティア。20代と思しき白人の美男美女である。はにかむような微笑を浮かべつつ、2人は医師の説明に頷いている。

 医師はこう付け加えた。

「正確なデータを得るために、12分から13分間、装置の中で同じ姿勢を維持して下さいね」

「12分も?」

 2人は、思わず驚きの声をあげてしまう。

 いよいよ本番だ。

 薄いガウンを羽織っただけのアッティラとティアは、お互いの気持ちを確かめ合うように、長く濃厚なキスを交わした。そしてその後、男性が女性の上に覆い被さるように、台座の上に横たわった。いわゆる正常位の姿勢である。その体勢のまま、アッティラの屹立したペニスは、ティアのヴァギナに深く差し込まれた。ティアは、アッティラの背中に手を回し、ギュッと抱きしめる。未知の実験への不安からか、それとも興奮からか、男女の顔は幾分紅潮している。

 そして台座がゆっくりと動き始め、2人の体は巨大な装置の中に吸い込まれていった――。

 この実験は一体何なのか。実施したのは、著名な科学者であるアレグザンダー・シアラス氏。氏の目的は、セックスとオーガズムの関係を視覚的に分析することだった。そのために、性交中の男女の性器の断面図をMRIで撮影しようとしたのである。

 アッティラとティアはシアラス氏のこの試みに賛同し、みずから「実験台」となることを申し出た。2人は、複数の研究者たちが見守る中、MRIの中で12分もの間、結合し続けたのである。

 これはディスカバリーチャンネルで放送された『セックスと人体機能』という番組の一部である。

 ディスカバリーチャンネルとは、アメリカのディスカバリー・コミュニケーションズ社が運営しているドキュメンタリーチャンネルである。宇宙、自然の生態、歴史、そして人体……。科学的な視点で作られた多彩な番組を放送しており、日本でもケーブルテレビやCS放送で視聴することができる。
 
 特にこの『セックスと人体機能』は、タブーに踏みこんだ伝説的な傑作として呼び声が高い。
 
 同番組はタイトルの通り、セックスと生殖を科学的に分析したドキュメンタリーだ。この番組を支える根幹が、冒頭のMRIによる映像である。
 
 このシアラス氏による実験によって得られたデータをもとに、番組では性交時の詳細な動きを3Dのコンピュータ・グラフィックで再現した。それを元に多角的にセックスの仕組みを解明することに成功したのである。

※週刊ポスト2012年10月26日号

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